データ整理な話③<ごちゃデータ撲滅運動>
急転直下の担当者変更通達。
準備する間もなく突然引き継いだ負のaep達。
読み込みが終わり目に飛び込む光景、そこに潜むは天国かはたまた地獄か…。
さて、今後の作業の明暗を分ける局面は何度体験しても筆舌に尽くしがたいスリルがありますね!
時には衝動のままモニターに拳を振るいたくなる事もあるかもしれませんが、今回はなるべく穏便にかつ手っ取り早く悪を討ち滅ぼすため、ごちゃデータを整理する際に最低限対応したい箇所&あるとはかどる必需ツールをまとめてみたいと思います!
※ただし、ツールは有料になると手軽とは言いづらいですし予算もないので、フリーのもの限定で抜粋します。
フッテージの再読み込みで楽がしたい
エフェクトやらプリコンポやら要素を盛っていくと、当然ですが次第に処理が重くなってきます。
なので自分は頃合いを見てプリレンダして固めたりするのですが、優柔不断と計画破綻によるトライ&エラーは往々にしてあるものです(´_丶)
そこでプリレンダした素材を手直しして再レンダリングして上書き、という工程が発生する訳ですが、
ただ上書きしただけではAE上では反映されないので、フッテージの再読み込み操作を行う必要があります。
再読み込みは下記の方法で可能です。
(公式ヘルプ参照:After Effects でのフッテージアイテムの読み込みと変換)
Expression Tips①<isDuration>
AEにおける時間値(秒)をフレーム数に変換したい場合、単純に時間値をそのコンポのフレームレートで掛ければ得る事が可能ですが、下記の表記でもOKです。
timeToFrames(t, fps, isDuration) //以下は引数の初期設定 //t = time + thisComp.displayStartTime, //fps = 1.0 / thisComp.frameDuration, //isDuration = false
引数は省略可なので、例えばシンプルにtimeToFrames()
等と書くだけでササッとフレーム数を得られます。
しかし、このように変数を端折った楽チンな書き方が原因で自分は一度悩まされた経験があり、以後は極力使わないように気をつけています。
今回はこれの検証を兼ねた覚書を記事にしたいと思います。
エクスプレッションを一括管理
エクスプレッション、便利ですよね。
規則的な図形を描いたりランダムに動かしたり、まさに用途は無限のようです。
ですが、便利だからと言って複雑な式を多用し過ぎると、作業引き継ぎで細かく説明が必要になったり管理が面倒だったり、不慮の記憶喪失で途方に暮れてしまう可能性も否定できません…。
そこで、多用するエクスプレッションはなるべく統合しちゃいましょう。
今回は2パターンの方法をご紹介しますが、ここでは後者の方法②を推奨しています(理由は後述)。
322_SelectedLayers_Output(Photoshop)
読み込みアイテム名のリセット縛り現象
かれこれAEを触り始めてからずっと疑問な、皆さんどうしてるんだろうと地味に気になり続けている事を書こうと思います。
何となく、今更聞くのが恥ずかしいレベルの愚問のような雰囲気を感じるのですが、職場のAEユーザーに聞いてもスマートな解決法が分からなかったので、ブログに逃げる事にします( ´=`)
例
①とりあえず何でもいいのでアイテムを読み込みます。
(下図では「Comp1」のプリレンダ連番を用意しています)